深夜に忍び寄り、足の親指へ激痛をもたらす悪魔との邂逅 ~ はじめての痛風 その1

『痛風』

 

名前こそ耳にするものの、その実態がどんなものなのかを知る人は経験者のみ。

風が吹くだけでも痛いと噂されるものの、その痛みの程を知るのも経験者のみ。

激痛に晒されながらも、周囲から全く同情されない苦しみを知るのも経験者のみ。

 

痛風に纏わる情報は、世の中に多数あるものの、その体験談を綴るものは決して多くありません。

そこで「はじめての痛風」と題した記事では、本サイト管理人の痛風体験談を記していきます。

本記事が同じ境遇、痛みを抱えている方にとって、何かしらの役に立てれば幸いです。

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深夜にそれとなく感じた、足の親指への違和感

深夜0時頃。

いつも通り仕事を終えてからの晩酌をスタートしたものの、気のせいだろうか?足の親指にわずかな痛みを感じる。

歩き疲れた時の様な痛みが、足の親指関節に出ているものの、普段と比べて歩いた記憶も無い。

 

敢えて挙げるなら、この日の昼間、マッサージに行き、足裏をこっぴどく指圧されたくらいだ。

もしや、マッサージの揉み返しが、今頃になって足の親指に出たのだろうか?

マッサージの揉み返しと勘違いする程、微妙な痛みを、確かにこのとき感じていました。

 

しかし、翌日は昼前に羽田へ向かい、飛行機にて地方へ出張(と言う名の行楽)。

久々の旅行を前に、神経質になりすぎているだけかも知れない。

さあ、明日も早いしサッサと寝よう。

この時の私は、この数時間後に訪れる悲劇を、全く予見していなかったのです…

 

午前4:00 違和感が確実な痛みに成長

0時過ぎにベッドへ入ったものの、尿意を感じ目が覚めた、午前4:00。

トイレへ行こうとベッドから立ち上がろうとするも、足が・・・痛い。

 

昨夜、どこかでぶつけたのだろうか??

いや、違う、ぶつけた様な鈍痛では無い。

42.195キロを完走し、疲労困憊したかの様に、足の親指が痛い

(注:フルマラソンを経験したことはありません)

 

そういえば寝つく前にも、親指に痛みを感じていたけど、アレが酷くなったのだろうか?

確実に「痛い」と言える程ではあるけど、生活に支障が出る程じゃ無さそうだ・・・

とりあえず、今日の昼には羽田に向かわなきゃならんのだから、もう少しだけ寝ておこう・・・

 

といった具合に、就寝前と比べ痛みは増していたものの、それがこの後、更なる痛みに昇華するとは知る由もありませんでした。

 

午前7:00 足先の痛みが激痛へと変貌

今日は出張(という名の行楽)、という訳で支度をすべく、普段より少し早めの起床。

・・・痛い(泣)

 

3時間位前にトイレで起きた時、確かに足が痛かったけど、今はそれどころじゃ無い。

床に足を付ける、それだけで激痛が走る。

いや、むしろ親指を地面に付ける事が出来ない位に痛い。

 

なんだこの、前触れも無く現れた突然の激痛は??

痛みを堪えながら、この激痛が起きている場所をまずは特定してみよう。

足の外側・・・痛みは無い

中指周辺・・・ここも大丈夫

内側・・・右足の親指が激しく痛い。

 

間違いない、痛みを発症している箇所は、足の親指、しかも付け根近くの関節部分だ。

さて、足の親指付け根が痛い訳だが、この理由は一体何だ?

しかも、よりによって楽しみにしていた出張当日の朝に・・・・なんて日だ!!

 

ひとまず、パソコンを立ち上げ、Googleに

足の親指 付け根 痛み」を入力し、検索。

 

Googleより返ってきた答えは

「痛風」

・・・なんだ・・・・と?

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午前10:00 激痛を堪えバスに乗り込み、いざ空港へ

Googleに向かい

・足の親指 突然の痛み

・寝起き 足 痛み

・足 爪先 痛み

などなど、今の時点で感じている症状を、思いつく限りのキーワードで何度も検索してみる。

 

しかし、どのサイトからも返ってくる答えは

「痛風」の2文字のみ。

 

いやいや、ちょっと待って下さいよ。

確かに日頃から「好きな食べ物はプリン体」と豪語するほど、好き勝手な食生活は送っている自覚はある。

でも去年行った血液検査でも、中性脂肪とγ-GDPを除いて、特に以上は見られなかったはず。

 

はず・・・はず・・・はず・・・

・・・・あ。

 

確か前回の血液検査で、尿酸値の値が「6.9」を示しており、標準値圏内ギリギリであったことを思い出した。

でも、あくまで標準値の枠組みにいたはずだし、医者からもこれといった指摘はされていない。

そもそも痛風とは、尿酸値の値が標準値をはみ出した程度で発症するものなのか?

 

・・・いや、今から原因を探っている場合じゃ無い。

この後、すぐにでも羽田へ向かい、飛行機に乗り込まなければ。

 

右足親指が地面へ着く度、激しい激痛が走るものの、羽田までの交通手段はバス一本のみ。

飛行機にさえ乗ってしまえば、後は座っているだけで出張先へ着くのだから、多少の痛みを堪えればなんとかなる筈。

最悪、痛みが引かなければ出張先で病院を探せば大丈夫だ!!

 

そんな具合に「今の痛み」が続くとして、なんとかなる筈

と軽率な自己判断を下した私は、地面に足が着くだけで痛みが走る右足を引きずりながらバスへ乗り込み、羽田空港へと向かったのです。

正午 ほとばしる痛み、冷や汗と共に、飛行機は飛び立つ

空港へと向かうバスの中、今感じている痛みを「痛風」と仮定し、症状や対応策をスマホで調べて見ることに。

 

しかし、調べる先で見つかる情報は

・痛みは24時間続きます

・朝起きて、突然痛みが出るのが痛風の特徴

・痛みを感じたら病院へ行こう

・時間が経過しないと痛みは引かないので、安静に寝ていましょう

・プリン体を食べない様にしよう

などといった断片的な情報ばかり。

 

今、感じているこの痛みがどうすれば緩和するのか調べるにも

「足を心臓より上にして寝ましょう」

と説明するばかりで、今からバスと飛行機を乗り継いで出張へと向かう人間が実践出来る対応策など、1つも見つからない。

 

欲しい情報が見つからず、イライラしながらも検索する中、痛みはますます酷くなる一方。

家を出た10時過ぎ時点では、足が地面に着きさえしなければ痛みは無かったものの、今となっては何もせずに激痛が走ります。

 

この痛みを例えるとするなら、針やナイフ、アイスピックなど先端の尖ったものが、毎秒突き刺さるかの様な痛み。

捻挫や骨折のような鈍痛では無い、刃物で刺されている様な鋭敏な痛みにグレードアップしてきました。

 

俗に痛風のことを「風が吹いても痛い」と例えられますが、私の感想としては

「血液が足先に流れる鼓動を感じる度、アイスピックで刺される様に痛い」

そんな、過去に感じた事の無い種の痛みを感じる様になりました。

 

現在の時刻は12:00。 これより飛行機に搭乗し、約3時間のフライト。

その間は当然、痛みを我慢する以外方法は無い。

かといって、ここまで来て出張を取りやめることも出来ない。

 

ここは、3時間に渡る空の旅の間、必至に痛みを堪え、到着と同時に病院へ向かおう、それしか無い。

まてよ・・・これが痛風だと仮定して、病院に行くとしたら・・・何科だ?

初めて患う「痛風」とおぼしき症状に、私の頭の中は更なるパニックを引き起こしていきました…

 

その2「医者からの痛風診断とプリン体禁止令」へ続く ⇒

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