健康診断等による血液検査で、尿酸値が7.0mg/dLを越えた状態を、高尿酸血症と診断します。
高尿酸血症と診断されることにより、痛風発作を引き起こすリスクは高まりますが、痛風発作の発症前であれば投薬は行われず、生活習慣の改善を勧められます。
※ 痛風発作を発症していない場合でも、尿酸値の値によって投薬治療が行われる場合もあります
当然ですが、高尿酸血症の状態を放置しておけば、痛風発作を発症するリスクは高くなりますので、尿酸値を下げる事が必要となります。
では、高尿酸血症と診断された場合、どの様な生活改善が必要なのか、解説していきます。
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健康診断の結果、尿酸値が引っかかったら、まずすべき事
高尿酸血症の直接的な原因は判明していないものの、要因の1つとして考えられているのが、メタボリックシンドロームとなります。
特に、内臓脂肪型の肥満は、高尿酸血症と同時に発症しているケースが多いことから、肥満の解消が尿酸値の降下にも繋がっていきます。
肥満を引き起こす原因は、
● 食事によるカロリーの摂取過多
● 脂質と糖質の摂取過多による、脂肪の増加
● 運動による消費カロリーの低下
● 加齢による基礎代謝の低下
主にこの4点が挙げられます。
上記に該当する自覚がある場合は、それぞれを見直すところから、生活習慣の改善を始めてみましょう。
また上記に加えて、高尿酸血症の場合は、
● 過度なプリン体の摂取
● 筋肉に負担の掛かるハードな運動
これらを行うことによっても、尿酸値が上昇しやすくなる為、注意が必要となります。
プリン体に関しては、尿酸値を上昇させる直接的な原因にはならない、と考えられる様になりましたが、過度な摂取は控えるに越したことありません。
プリン体を完全に控える必要はありませんが、必要以上に摂取することは避けましょう。
尿酸値が高めと診断 今日から始める痛風発作の予防
高尿酸血症を引き起こす、もう一つの要因となるのが、尿酸の産生・排泄のバランス崩れとなります。
体内で生成される尿酸と、体外に排泄される尿酸のバランスが均等であれば、尿酸値の上昇は起きません。
尿酸値が上昇しているということは、同バランスが崩れていることの証拠となります。
高尿酸血症を発症する日本人の90%は、尿酸の排泄低下が要因とされています。
尿酸の排泄を促進させるにあたり、今すぐ取り組める方法となるのが、
● 尿をアルカリ化する食事の摂取
尿のpHが酸性に傾いてしまうことで、尿酸が溶けづらくなり、尿酸値は上昇します
逆に尿をアルカリ性に近づける事によって、尿酸が溶けやすくなり、尿酸が排泄されやすくなります
● 尿の排泄を増やすための水分の補給
摂取する水分量を増やし、尿の排泄量を増やすことで、尿酸の排泄が促進されます
また水には、尿をアルカリ性に近づける効果もあります
この2つとなります。
こまめな水分補給、尿をアルカリ性に近づける食品の摂取、どちらも手軽に取り組めますが、いずれも効果が高い予防法とされています。
尿酸値が基準値を越えた際には、ぜひ積極的に取り組んでみましょう。
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自宅でできる高尿酸血症リスクのセルフチェック
尿酸値が基準値を上回ることで、痛風発作の危険性が生まれますが、高尿酸血症の怖い所は、その他の生活習慣病や合併症です。
一昔前は「贅沢病」と呼ばれていた高尿酸血症も、現在では生活習慣病の1つとして認識されている通り、食生活や運動不足、ストレス等が原因と考えられる様になりました。
逆を言えば、尿酸値の上昇をきっかけに通院を始め、早い段階で体調の変化に気付けることは、不幸中の幸いとも言えます。
尿酸値が上昇しているということは、痛風発作以外にも、複数の病気を発症する可能性を秘めていますので、体調管理に注意を払うのはもちろん、一度人間ドック等で検査をする事をお勧めします。
とはいえ、高尿酸血症を発症する年代の男性は、忙しく働いている世代が中心となる為、詳細な検査に時間を割く余裕が無い方ばかり。
そこで、病院に通う時間も取れない忙しい方にこそ、まずお勧めしたいのがこちら、
テレビで話題!楽ヤセ成功者続出中→まだ間に合う!あなたも今すぐ遺伝子検査
自宅でできる、遺伝子検査キットとなります。
こちらは、日本国内で唯一の遺伝子解析専門会社が行う、遺伝子を調べることにより、将来的に発症しやすい病気を未然に予防する為の検査キットとなります。
痛風発作の発症要因に「遺伝リスク」がある通り、どんな病気にも遺伝による発症リスクが存在します。
各種がんのや心筋梗塞などの疾患リスクはもちろん、高血圧や肥満タイプなどの生活習慣病まで、検査できる項目は多数、中にはアレルギーリスクの検査項目も。
検査方法は簡単で、申込み後に送られてくる検査キットに唾液を入れて送るだけ。
発送から約2週間で、肥満タイプ等の遺伝子検査結果を確認する事が出来ます。
もちろん、遺伝子検査を行ったからといって、体調が良くなる訳でも、病状が回復する訳でもありません。
ですが、自分が遺伝的にどんな病気にかかりやすいのか、どんな体調変化を及ぼしやすいのかを知る事によって、大病を患う前に入念な検査を行い、未然に防ぐことが出来ます。
病院等で定期的な検診を行えない忙しい方こそ、過労やストレスから来る病気を未然に防ぐためにも、是非一度チェックしてみて下さい。
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