痛風・・じゃないかも? 痛風と良く似た病気・症状の見分け方と治療法

健康診断で尿酸値に対する指摘や、痛風の危険性を指摘されていた方ならともかく、初めて痛風を経験する場合、それが本当に痛風かどうか、多くの方は確証が持てません。

そうでなくても、予告なく突如激痛が現れるのが痛風の特徴です。

 

ただし・・・痛風と同じ様な箇所に痛みが出ているのに、痛風とは異なる病気、怪我も存在します。

中には、痛風以上に深刻な病気の初期症状であることも少なくありません。

 

本記事では、痛風の主立った症状を確認すると共に、痛風と良く似た病気、間違われやすい症状について解説を行っていきます。

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痛風の主な症状

まず、痛風に関する主な症状には、以下の様な特徴があります。

● 痛風を発症する90%は男性(確率は少ないですが女性にも発症します)

● 下半身の中でも膝から下、特に足の親指付け根の関節に痛みが出る

● 初めての場合、痛みが出る関節は1箇所のみ(2度目以降は複数箇所に出る事も)

● 前兆や前触れ無く、突然痛みが出る

● 痛みが出るのは、明け方~朝(寝起きに痛みが出る事が多い)

● 痛みを感じてから徐々に強まり、24時間程度で徐々に緩和する

● 1~2週間で、痛みが完治する

 

上記した項目が、痛風かどうかを見極めるポイントとなるのですが、もちろん例外もあります。

女性ホルモンの関係上、男性に比べ女性は尿酸が血症化しづらい、というだけで、女性でも痛風発作を起こす方はいますし、手首など上半身に症状が出ることもあります。

 

いずれにせよ、自覚症状を確認して「痛風だ」と決めつけるのでは無く、適切な診断を受けることが重要です。

なにより痛風だとしても、その原因である「高尿酸血症」の治療を始めなければ、痛風は必ず再発する病気ですので、医療機関で正しい診断を受けましょう。

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痛風と間違えやすい主な病気、症状

では、痛風と間違われやすい病気、症状にはどの様なものがあるのでしょうか。

主な例を以下で紹介しますが、どれも診断が難しいものとなりますので、症状に該当した場合は必ず、専門の医療機関にて診断を受ける様にして下さい。

 

関節リウマチ

膠原病とも呼ばれる関節リウマチは、痛風と同じく関節の炎症を引き起こす病気です。

痛風とは異なり、男女での発症リスクは【男性 1:女性4】となっており、80%近くが女性に発症します。

 

症状が出る箇所ですが、これも痛風とは異なり、症状が上半身に出やすい特徴があります。

症状が出る主な箇所には、

・手指

・手首

・ひじ

・肩

などが挙げられ、上記のうち2箇所以上の関節や、左右同時に痛みが出るケースが見られます。

 

痛みの出方も痛風とは違い、ジワジワとした痛みが少しずつ出始め、その箇所は徐々に広がっていきます。

進行すると、関節の変形など重症化しやすい病気となりますので、痛みを感じた際には、早期の治療が重要です。

 

変形性関節症

変形性関節症は、関節が変形することで炎症を伴う病気となります。

症状が出る箇所には、

・膝関節

・股関節

など、比較的大きな関節に痛みや腫れが出る病気となります。

 

というのも、変形性関節症は、骨と骨の間にある軟骨が、加齢などを理由にすり減ることにより、で関節が変形する事が原因となります。

そのため、体重の掛かりやすい膝関節、股関節に症状が出やすく、中でも膝に出るケースが多く見られます。

 

一般的に、痛風ほどの酷い痛みは伴いませんし、痛みが出た際に安静にしていれば痛みや腫れは和らぎます。

ただ、痛みは治まっても、すり減った軟骨そのものを修復しなければ、症状は続いてしまう為、食事や栄養摂取によりすり減った軟骨の修復が必要となります。

 

偽痛風

痛風と同じ様に、突然関節に強い痛み、腫れが出る病気。

痛みの種類も痛風に良く似ていますが、症状が出る箇所は膝関節が多くなります。

また男女での発症差は無く、高齢者に多く見られます。

 

痛風の場合、結晶化した尿酸(尿酸ナトリウム)が剥がれ落ちることで起きる炎症に対し、偽痛風の原因は結晶化したカルシウム(ピロリン酸カルシウム)が剥がれ落ちた際に起きる炎症と言われています。

 

尿酸が結晶化する理由はハッキリしているのに対し、カルシウムが結晶化し、関節に溜る原因については不明点が多いとされています。

ただし、関節液を調べることで、痛風か偽痛風かを見極めることが可能となるので、まずは医療機関の診断を受けることが重要です。

 

化膿性関節炎

ブドウ球菌や結核菌、大腸菌などの細菌が関節で化膿する病気が、化膿性関節炎となります。

こちらも関節に激しい痛み、腫れが起き、熱を持つ特徴があります。

 

症状が出る箇所には、足指、足首、膝などの関節となるため、痛風と酷似した病気でもあります。

ただ、偽痛風同様、関節液を調べることで診断が付くのも特徴です。

 

化膿性関節炎の場合、注意しなければならないのが痛み止めの服用です。

痛風の場合、ステロイド薬で炎症を抑えることがありますが、化膿性関節炎の場合、ステロイド薬を服用することで化膿を悪化させてしまいます。

高尿酸血症の診断を過去に受けておらず、同症状が出た場合には特に注意が必要ですので、医療機関で正確な問診を行う様にしましょう。

 

外反母趾

外反母趾も痛風同様に、足の親指関節付近に症状が出る為、痛風と間違われやすい病気となります。

痛みの出る箇所は痛風と酷似しますが、足の親指が小指側に曲がり、痛みを伴うのが外反母趾の特徴です。

 

また、外反母趾の原因には、爪先側が細くなっている靴、足のサイズに合わない靴を履くことで炎症が起こる為、ヒールを履く女性に多く見られる症状となります。

突然痛みが出ることは少なく、徐々に蓄積されて痛みを伴う関節の変形症となるので、痛みを感じたら早めに医療機関へ通院しましょう。

 

 

痛風と良く似た病気は何科で治療?

痛風と間違われやすい病気の多くも、関節痛を伴う病気が大半となります。

外反母趾はさておき、それ以外の症状は、内科(またはリウマチ科などの専門医療機関)で診断、治療が可能となります。

 

いずれも、痛風と見分けが付きづらく、適切な検査の上で無ければ判断の付きづらい病気となりますので、自己診断することなく、早期に医療機関を受診する様にしましょう。

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