痛風発作中の食事や注意点 食べてはいけない食品、発作時にやってはいけないこと

初めて経験する痛風発作では、激痛のあまり、普段気にならない些細な事にも気が向いてしまうものです。

痛風の原因が、日頃からの食生活や不摂生であることも多い為、発作時にとる食事等も気になるのでは無いでしょうか。

 

本記事では、痛風発作時の食事を始め、症状を悪化させない為に注意すべき点についてまとめました。

炎症を悪化させない為にも、以下の項目を参照し、少しでも早く痛風の痛みを緩和させてみて下さい。

 

スポンサードリンク

痛風発作時の食事は? 症状が悪化する食品がある?

痛風発作を発症している際の食事や、禁止事項について見て回ると

  • プリン体を摂取すると痛風の症状が悪化します
  • プリン体を含む食品の摂取はNG
  • 肉類はダメ、野菜中心の食事に

と、まことしやかに説明するサイトを多数見かけます。

 

また、私が最初に診療を受けたお医者さんでも

● ビールは暫く飲めないよ

● 枝豆を始めとした大豆類もプリン体が多いから食べちゃダメ

といった説明をされた様に、

【痛風 = プリン体の摂取は症状を悪くする】

といった認識が広く一般化されています。

 

ですが、実際の所はどうなのかというと・・・

痛風発作の最中にプリン体を摂取しようと、症状が悪くなることはありません。

 

むしろ、痛風発作を発症している期間というのは、結晶化した尿酸が剥がれ落ちている状態となるので、通常時よりも尿酸値が低い状態になります。

※ 結晶化して剥がれ落ちた尿酸を白血球が攻撃することで、痛風発作の炎症が起こるものとなります

※※ 痛風発作時に血液検査を行わないのは、発作中の尿酸値が低い状態にあるためです

 

また、これまでにも解説してきた通り、痛風発作は発症から24時間を境に炎症は自然と治まります。

発症から24時間で炎症が治まるのですから、その間に食べたからといって、即体調に影響が出る様な食物なんてありませんよね。

 

もう一つ付け加えますと、体内にあるプリン体のうち、食品から摂取する分量は全体の2~3割程。

残る7~8割のプリン体は、体内で生成されているものとなります。

つまり、食物から摂取するプリン体は本来微々たるもので、これを日頃からならまだしも、痛風発作が起きている24時間に控えた所で、症状を悪化させる事はあり得ない訳です。

 

それでも、まことしやかに

【痛風 = プリン体の摂取は症状を悪くする】

と誤認識されているのは、かつて、痛風=贅沢病と言われていたことから、旨味の主成分であるプリン体が、痛風を引き起こす諸悪の根源だと誤認されていただけに過ぎません。

様々な研究が進んだ現在では、プリン体の摂取はおろか、痛風の治療時に食事制限すら設けていないお医者さんが大半です。

※ 私が最初に受診したお医者さんは、ド田舎の診療所だったので…誤認があったとして仕方ありません

 

要するに、痛風発作が起きている最中だからといって、意識して避けるべき食物はありませんし、平均的な食事量を摂る分には痛み(炎症)への影響も一切ありません。

 

とはいえ、積極的にプリン体を摂る必要はありませんし、

(炎症時の尿酸値が下がっているとは言え、炎症が治まればまた尿酸値は上がります)

満腹になるまで好きなものを好きなだけ食べてもOK、という訳でもありません。

 

むしろ、プリン体の摂取よりも高カロリー食の摂取こそが、痛風の原因に直結しているものとなります。

成人男性の平均的なカロリー量、塩分、糖質を、満腹にせず、腹八分目程度で食べる程度を心がけましょう。

 

スポンサードリンク

逆に、痛風発作時に摂取した方が良い食品、飲み物は?

痛風発作は、発症から24時間をピークに、徐々に痛みが治まる炎症となります。

泣いても笑っても、24時間を皮切りに痛みは落ち着いていくのですから、食べてはいけない食べ物が無いのと同様、食べた方が良い食べ物、というのも特にありません。

※ あくまで痛風発作時に限り、の話です。発作が落ち着いた後は、生活習慣の見直しが絶対必要です。

 

とはいえ、人によっては炎症の期間が長引くケースもあり、痛みの度合いもそれぞれ異なります。

少しでも早く、炎症を抑えていきたいという事で敢えて挙げるとすれば、抗酸化作用のある食材や、不飽和脂肪酸を多く含む食品がお勧めです。

例を挙げますと、

  • 魚(不飽和脂肪酸が多い ただし魚卵や干物はプリン体も高いので多量摂取は注意)
  • オリーブオイル(抗酸化作用が高い油になります)
  • 野菜(ビタミンC、Eが豊富なもの)
  • キノコ類(尿をアルカリ化するので、尿酸が排出されやすくなります)

などが挙げられます。

 

また、痛風を発症する人の傾向として、日常的な水分補給が少ないケースが見受けられます。

詳しくは別途解説しますが、尿酸は本来、尿として排出される物質ですので、水分補給が少なく、トイレに行く回数が少ないことも痛風を発症しやすくする要因です。

加えて、水は尿をアルカリ性に近づけ、尿酸の排出を高める効果もありますので、意識的に水分の補給を心がけることも重要です。

 

ただ、前述した通り、痛風発作の炎症が続くのは24時間が目安です。

1日2日の食事を変えたとして、体調に大きな変化が産まれるものではありません。

上記した食品についても、食べてすぐ効果が出る訳ではありませんので、継続して摂取することが大切です。

 

痛風発作時のお酒は? 痛みが増すこともある?

まさか・・・とは思いますが、痛風発作が発症している期間の飲酒は絶対禁止です。

飲酒することによって、血流が良くなればその分、痛みも増します。

ましてや鎮痛剤を飲んでいる最中に飲酒すれば・・・その後どうなっても、それは自己責任です。

 

また、プリン体同様の誤認識として

「痛風の人はビールはダメだけど、焼酎はプリン体を含んでいないからOK」

などといった都市伝説がまことしやかに囁かれていますが、これもとんでもない間違った情報です。

 

前述した通り、痛風の原因はプリン体では無く、プリン体の分解時に生まれる尿酸です。

ビールであれ焼酎であれ、全てのアルコール分は、肝臓で分解される際に尿酸を排出します。

(排出される尿酸の量は、アルコール度数によって高まります)

 

つまり、ビールを止めようともお酒を飲んでいるなら、尿酸が排出されることに変わりはありません。

※ 詳しくは別途、解説を行います

 

とはいえ、痛風を患ったことにより、飲酒そのものを止めましょう、という厳しいものでもありません。

が、せめて痛風発作が発症している間くらいは、休肝日に当てる様にしましょう。

 

痛風の発作中、入浴はしても大丈夫?

飲酒と同様、入浴は血行を促進させてしまいます。

血行が高まればその分、痛みも増しますので、発作の最中は控えシャワーのみに留める様にしましょう。

 

というか、歩くことも出来ない痛みなハズなので、入浴はおろかシャワーに向かう気力も沸かないハズです。

発作から24時間が経過し、痛みが治まってからシャワー等で汗を流す様にし、痛みが続く間は入浴を控えることが無難です。

スポンサードリンク

コメントを残す